私は比較的脚が攣りやすいタイプなのか、これまで出場したフルマラソンでは、全てのレースで脚が攣っています。

脱水対策にこまめな水分補給、電解質不足に塩熱サプリ、筋肉疲労にアミノ酸、マグネシウム不足にMag-on、症状緩和に芍薬甘草湯と良いと思われるものは、藁にもすがる思い出一通り試してきましたが、どれも気休めに過ぎず、これといって何が効くといった決め手はありません。

そもそも脚が攣る原因には諸説あるものの、科学的に解明されているものではないようです。このあたりはSC-Runnerさんのブログエントリー、ランニングで脚が痙攣する仕組みと対処方法で詳しく解説されています。

HOTSHOT誕生

そんな中、アメリカはボストンにあるFlex Phermaというバイオテクノロジー企業から”HOTSHOT“という商品が2016年の6月に発売されました。

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ノーベル賞を受賞した神経科学者であり、アスリートでもあるRoderick MacKinnon氏が発明し、筋痙攣に効くことが科学的に実証された商品という触れ込みです。ちなみに、Roderick MacKinnon氏はFlex Phermaの共同創業者で同社の役員を務めています。

痙攣の原因

どうやらこの商品は、SC-Runnerさんのブログエントリーにおける「神経説」に立った商品のようで、痙攣の原因を

筋痙攣は脊髄内にある運動ニューロン(骨格筋を収縮させる為の刺激を伝える神経細胞)が勝手にじゃんじゃん刺激を送り始めると起こる

※超要訳

としています。

なぜ効くのか?

そしてどのような仕組みで効くかというと

  1. 経口摂取することで口内、食道、胃の中のにある受容体(刺激を受けることで情報に変換する仕組み)に刺激を与え、脊髄に信号を送る
  2. この神経細胞信号が脊髄に指示を出し、体の各パーツに向け「まあ落ち着け」とメッセージを送らせる。
  3. 筋痙攣は神経が極度に興奮しちゃって、じゃんじゃん刺激を送っている状態なので、「まあ落ち着け」という指示によって、痙攣が収まる。

※超要訳

とのことです。「ピクルスジュース」を飲む対処みたいなものですかね。

ちなみにお値段は6本セットで35$、12本セットで65$です。まあ、Vespa位の費用感でしょうか。当面日本では手に入らなそうですが、ちょっと好奇心がそそられた商品なのでした。

Runners Worldでの評価

なお、Runners Worldの記事でALEX HUTCHINSON氏(元医者のランナーで科学ジャーナリスト)によるこの商品に関するレビュー記事がありました。

ざっくりとまとめると

  • イエーガーマイスターみたいな味
  • ピクルスジュースの活用に考え方は似ている。より強力で継続性のある効果が得られる材料を使用しているとのことだが、内容は非公開。
  • プラセボ効果の可能性に関する説明が不十分
  • ピクルスジュース、マスタードオイル、ワサビを使うのと何が違うかが興味深い。
  • 査読が行われる専門誌に研究結果を提出する予定との事なので、それをじっくり見てみたい。
  • とはいえ、自分が痙攣に困っているアスリートだったら、とりあえず試してはみるだろう。

といった感じです。

まあ個人的には、毎回脚が攣るといいつつ大抵ベストタイムを更新しているので、結局のところ、自分の実力値を上回るペースで走っている事からの筋疲労が一番の原因だとは思っていたりします。あくまでも対処療法の1ツールとして色々試しながら自分に合うものが見つかればラッキーといったところなんでしょうね。

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